シリーズ

□記憶と勇気
1ページ/6ページ


時々、見かけることがあった。
それは、あまりにも変わっていなくて。
やっぱり、アイツだ。
そう思う。
しかしその度に、自分が異質だということが知らしめられる。

髪の色も、眼の色も、あいも変わらず、他の奴からは異質だと言われるが、こっちの方が俺から見ればよっぽど異質だ。

これのせいで、俺は今こんなにも困らされているのだから。
こんなものいらなかった。
















前世の、記憶なんて。






記憶勇気





 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ