私立生華学園☆

□これが俺の非日常っ!!
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「さぁ紅葉君着きましたよ。歓迎します、ようこそ我等の『生華学園』へ」

そこには装飾などからも歴史の重みの感じられる建物が中央に堂々と建てられており、更にそこから小路に別れていて、3つの建物が競り合うようにして建っている。正直言ってこの大きさは尋常ではないと思う。流石は超マンモス高校っ…!!中学の時の噂は本当だったんだ!!今度地元の友達にこの感動を伝えようと思う

「それじゃ学内にも入ったことだし、理事長室に行きましょうか」
「了解です!!」

この学校を作った理事長かぁー、どんな人なんだろう?ちょっと楽しみだなぁ


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コンコンと小気味良い音が鳴り響き「どうぞー」と言う声が聞こえてきた

ガチャリ、ドアを開く

「失礼します。2年A組の斎賀葵(サイガアオイ)です。転入生をお連れしました」
「お―気が利くね、ありがとう。ちょっと遅かったから心配してたんだ!!流石は生徒会長だね」
「いえいえ。大層なことはしてませんよ」
「そんな御謙遜を。ホント助かってます」
「お褒め頂き光栄です(ニッコリ)」

和やかな会話が俺の丁度目の前でされている。だが、紅葉はそんなことには気にも止めず葵のことについて考えていた

うわー、葵さんって生徒会長だったんだ!!でも確かにそんな雰囲気だよなぁー。親切だし、格好良いし。でも最初から教えてくれたってよくね…?

「それで、キミが三條紅葉君だね?」
「………。(考えている)」

短い沈黙が流れてしまった。理事長が折角話す機会を振ってくれたのに気づく事が出来なかったが、間一髪葵が肘で小突いてくれたため話題についていく事ができた

「あっ、はいっ!!これからこの学園でお世話になる三條紅葉です!!皆で仲良く楽しく学園生活を送れたらなぁって思ってます」

自己紹介の時に顔をちらりと見ることが出来たが、実は理事長もイケメンだった気がする。むしろこの学園にはイケメンしか存在していないのではないだろうか?俺結構浮くんじゃね?と思わされるほど理事長もやはり格好良かった

理事長の特徴は爽やか系で人懐っこい顔をしている所だろうか?うんうん。これなら誰とでも仲良くやっていけてる理由も頷ける

「うん、素敵な考え方だ!!これからよろしくね紅葉君!!」
「はいっ、よろしくお願いします!!」

おまけに性格も二重丸ときたらいうことないだろう

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