第1期 三幻魔編

□◇TURN-04 遊城十代VS.天上院明日香
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デュエルアカデミアでの授業は、オシリス・レッド、ラー・イエロー、オベリスク・ブルー生が1つのクラスで授業を受ける事になっている。

担任から見て、前の右側にオシリス・レッド生が固まって座り、後ろの方に女子オベリスク・ブルー生が…

前の左側にラー・イエロー生が固まって座っており、その後ろに男子オベリスク・ブルー生が座っている。

俺と大輔は下から3段目当たりに座っている。三沢とは結構仲が良い方なので、俺の逆隣りに三沢が座っている。その授業中にて…


明日香「デュエルモンスターズのカードにはモンスターカード、融合モンスターカード、儀式モンスターカード、効果モンスターカード…

そして、罠カードと魔法カードがあります。さらに罠カードには通常罠、カウンター罠、永続罠…

そして魔法カードには通常魔法、永続魔法、装備魔法、速攻魔法、儀式魔法、そしてフィールド魔法と分ける事が出来ます」


クロノス「ベリースモ!非常によろシーノ!オベリスク・ブルーのシニョーラ明日香には優しすぎる質問でしターネ」


明日香「基本ですから」


といって席に座る明日香。基本とはいえ、実際に当てられた時に緊張して答えられないって人も中にはいるからな。緊張せずに冷静に答えれる当たり、流石と言っておこうか。


クロノス「それデハー…シニョール丸藤!」


翔「は、はい!」


クロノス「フィールド魔法の説明をお願いしまスーノ」


クロノス教諭に当てられた翔は緊張しているせいか、うまく答える事が出来ずにいた。そうしていると…


「そんなの幼稚園児だって知ってるぜ!」


等の罵声が万丈目率いるオベリスク・ブルー生とラー・イエロー生を中心に聞こえてきた。当然その中には、俺や大輔、三沢、明日香、麗華、綾香は含まれていない。


大輔「(なあ、彰俊。翔の奴…まさか本当に知らないのか?)」


彰俊「(ただ単に緊張してうまく答えられないってだけじゃないのか?)」


大輔「(そんなもんなのか?)」


彰俊「(中にはいるんだよ、ちゃんとわかっていても、緊張してうまく答えられない子ってさ…)」


大輔「(ふ〜ん…)」


とそんな感じで翔の様子を見ながら大輔と小声で話していると…


クロノス「よろしい、引っ込みなさイーノ。基本中の基本を答えられナーイとは…流石オシリス・レッド…驚きでスーノ。それでは…シニョール日向!変わりに答えてくだサーイ」


彰俊「はい。フィールド魔法とは、専用のフィールドカードゾーンに置かれる魔法カードの事です。発動後もフィールドに残り続けます。

新たなフィールド魔法が発動すると古いカードは自動的に破壊されてしまいます。

代表的な物として、光属性のモンスターの攻撃力を500上げ、守備力を400下げる『シャイン・スパーク』等の属性が関係してくる物や、

自分の場にのみ魔法使い族が存在する時、相手は魔法を使用できない『魔法族の里』等の種族が関係してくる物もあります」


クロノス「ベリーグッド!とても素晴らしい答えでスーネ!流石はオベリスク・ブルーに引けを取らない実力を持つ貴方だけの事はありまスーノ」


彰俊「ありがとうございます」


そういいながら、俺は元の様に着席する。


この場には彰俊の入試デュエルを見ている人物が沢山いるので誰もクロノス教諭の言葉には反論はしない。


翔「彰俊君は凄いな…僕もわかってるのに…揚がり症だから…」


十代「でも、先生。知識と実戦は関係ないですよね?」


クロノス「んな!?」


十代「だって、俺もオシリス・レッドの一人ですけど…先生にデュエルで勝っちゃったし…」


クロノス「ぬぅぅーマンマミーアー!?」


大輔「(なあ、彰俊。十代の奴、翔の事をフォローしてるぜ)」


彰俊「(そうだな。だが、クロノス教諭もこのまま黙ってるとは思えないけどな)」


大輔「(確かにな)」


確か、偽のラブレターで十代を覗き魔に仕立て上げようとするはずだからな。
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