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□もう戻れない
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「愛子!!死ぬなんて許さんぜよ!!
お前さんが死んだら…俺はどうやって生きればいいんじゃ!!」
俺は泣きながら言った。
頼むから、そんなことしないでくれ。
お前さんがいない世界なんて―…嫌なんじゃ。
「雅治…好きだよ。大好き…
でもね、あたしはきっと生きていちゃいけないんだよ。
雅治を好きな人にとって邪魔者なんだ…」
愛子も泣いていた。
俺は、俺は…
「愛子…」
「雅治、さよなら」
愛子は俺の手を振り払った。
まっ逆さまに愛子が落ちてゆく…
あぁ、あぁ…!!
「う、うわぁああああ!!!」
俺は近くにあったカッターナイフを握りしめると、
自分の腹に突き立てた。
…これで。
俺も、お前さんの所に…いけるぜよ――――――
もう戻れない
<お前さんも俺も><狂っとる>