獣ノ楽園

□七夕ノ日ノ出来事
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「大丈夫だ」


そう言って歩いて来た迅雷。その後ろに海姫・飛炎が付いて来る。


「いくら子供と言っても、津はちゃんとした奴だ」

「迅雷の言う通りです紫苑。それにあの薔薇が付いてるんだからさ」

「迅…飛…」

「そうですわ紫苑さん。迅雷さん達の仰る通り、津君は大丈夫ですよ」

「海姫…。そう、だな。少し過保護過ぎたか」


紫苑が照れ臭そうに頬をかいた。


「んじゃ、アタシ達も行きましょうか!」


紫苑の一言に他の三人も頷いて歩き出した。
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