想い綴り

□篝火の持つ君
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ただ君は、夜桜が見たいが為に
一枚の御簾を抜け出した。







篝火を持って、桜の下に立つ君は











何とも美しくて、儚かった…。














ぼくはそんな君を薄衣にそっと閉じ込めた。











淡く微笑む君は、僕を惑わす。

















「愛している」と
囁かれれば、僕もその思いを告げる。

























「――僕も君を愛しているよ…。」と……。

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