想い綴り
□篝火の持つ君
1ページ/1ページ
ただ君は、夜桜が見たいが為に
一枚の御簾を抜け出した。
篝火を持って、桜の下に立つ君は
何とも美しくて、儚かった…。
ぼくはそんな君を薄衣にそっと閉じ込めた。
淡く微笑む君は、僕を惑わす。
「愛している」と
囁かれれば、僕もその思いを告げる。
「――僕も君を愛しているよ…。」と……。
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ