Novel

□unknown
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「菊…、ッ…これ、どうにか、ならないの…?
凄く…気持ち、悪いんだけど」

「さっきまではうねうねしてただけだったんですがねぇ…」

菊が手に持っていた書物を捲る

「ついでに異形についての書物もいただいたのですが…
ソレは一種の淫魔で、精気を吸えば大人しくなるようですが」

フランシスが青ざめる

「な…っ!?
強制的に還す方法とか無いの!?
…ていうか、何で俺に反応した訳!?
菊が召還したんでしょ!?」

見上げたまま、菊が答える

「外国の異形ですから、ブロンドの方が好みだった…なんてことは?」

「そ、そんなことってあるものなの!?」

「異形の考えは解りませんので…」

意外と菊は冷静だった


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