ホームヘルパー2級の資格を通信講座
資格試験に合格できる講座選びに⇒
34.理学療法士の仕事
理学療法士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示により、身体機能障害の回復の為に、診療の補助として、理学療法を行う人の事を指します。
理学療法とは、交通事故に遭った方や、脳卒中で倒れた場合の下半身麻痺、から50肩や脱臼といったなど躯に障害を持つ人に対して、治療の為の運動をさせる運動療法や、電気刺激やマッサージなどをする物理療法の事をさします。いわゆるリハビリテーションです。
理学療法士は、必ず最初に医師の指示を受けてから、リハビリテーションを行います。
例えば、骨折をして脚を折ったとするならば、ギプスによって筋力は衰えてしまいますが、それをそのままにする訳には行きません。
細く衰えてしまった筋力を、他の部位との運動などで、動きを滑らかにし、骨折する前の段階まで戻れるように指導します。
他に肥満や糖尿病といった代謝系疾患の場合は、食事療法と共に有酸素運動といった運動療法の指導もします。
また、場合によっては新生児の運動能力の発達の遅れにも対応します。
今では、こうした治療を目的とした、リハビリテーション専門の病院も出来てきており、理学療法士が多く働けるようになりました。
リハビリテーションの「行為」自体は、看護士にも出来ます。しかし、「リハビリテーション科」での場合は、理学療法士でなければなりません。施設基準を満たして業務を行う事が出来るのは、理学療法士だけです。
尚、理学療法士の免許を受けていれば、教職員検定により特別支援学校(昔でいう盲学校、聾学校など)の自立教科助教諭の臨時免許状が与えられる制度もあります。
■関連情報サイト
訪問者2260人目