短編

高杉誕生日@〜鬼兵隊〜
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お茶を飲んではソワソワ

高杉をみてはソワソワ


朝から落ち着きのないナオに、高杉はいよいよ違和感を感じた




「…おめぇ、何ソワソワしてやがる」


『え!してた!?』


「朝からずっとな。浮気でもしてんのか?」



ニヤリと薄ら笑いを浮かべてそう聞く高杉に、ナオはポカンとしたアホヅラを浮かべた。



『バカですか?浮気したら、殺すよりキツいことするでしょ。私、楽に死にたいので』


「ククッ…いい心掛けだ。」


返ってきたNOの返事を、高杉は予測していた。



昔、ナオが男と歩いているのを目撃した高杉は、激怒。しかし、ナオを捨てる気など更々ない。そのかわり、そりゃあもう酷くナオを抱いた。体の自由を奪って、視界を奪って。太陽が昇るまでそれは続けられた。


結局、その男はただのナオの幼馴染で、高杉の勘違いに終わったものの、あの時の高杉の行為はナオに相当な恐怖を植え付けたらしく、

それ以来、ナオは極力男の知り合いと二人きりで会わなくなっていたのだ。



浮気の線ははじめから疑っていなかったものの、ナオがこれ程まで落ち着きがない原因は何なのか。



「じゃあなんだ、ヤリてーのか」


高杉の言葉に、ナオは思い切り口に含んでいたお茶を噴き出す。


期待を裏切らない反応をするナオに、高杉は楽しそうに口角を上げた。



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