短編

神楽誕生日
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『暇アルナー』


私はつけていたテレビを消して、ごろんとソファーに顔を埋めた



楽しいドラマも

録画してたビデオも


全部見たし、全部終わった。



こんなに暇になるなら意地でも銀ちゃんたちについていけばよかったネ


「お前はいとけ」って、
絶対ぇーえろい店行く気だよあいつら


思春期真っ盛りの新八の教育か、このヤロー



そう毒づいて、ごろりと天井を見ながら酢昆布にかじりついた






「やっほー♪かーぐらっ!」


いきなり目の前に現れたヘラヘラ顔の男



アホ毛がぴょこぴょこ動き、

肌が私と同じように白い



『侵入者ァアアア!!!!』


私は驚いておもいきり拳を振りかざせば、見事にバカ兄貴の手に捕まった



「神楽はかわいーなー。兄ちゃんが会いに来てそんなに嬉しいんだね」

『殴りかかるのが照れ隠しの奴っているアルか。そのポジティブどうにかしろヨ。つーか不法侵入してんじゃねーヨ』

「本当口悪いなー。
不法侵入じゃないよ、玄関が開いてたから。」

『殺す、天パアンド眼鏡』



めんどくさいのが現れたネ

こうなるなら一人のほうがマシだったアル



肩をおとし、
もう一度ごろりとソファーに寝転んだ

「あれ。兄ちゃんが来て嬉しくないのー?喜びの気持ち現れないのー?」

『全然、むしろイラだいちと殺意が見え隠れしてるアル』

「相変わらず照れ屋さんだねー
それより、俺がここに来た理由きかないの?」

『他人に干渉しないのが私ネ』

「他人って、兄ちゃん家族だからね。
聞いてよ聞いてよ聞いてよ」

『めんどくさい、早く帰れ』


「聞かないと、チューし『理由言えヨ』


身の危険を感じ、しぶしぶ聞いてうやれば。


視界に現れた、
綺麗にラッピングされた箱




「ハッピーバースデイ、神楽」








新「お兄さん、神楽ちゃんに渡せましたかね?」

銀「知らねー、渡せてんじゃねーの。
あ、お姉さん。名前は"神楽"で。ぱっつぁんアイツ歳いくつだっけ」





# # #

銀さんは神威に頼まれて
神楽ちゃんを留守番させてました\(^^)/


神楽ちゃん誕生日おめでとうー!!!






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