異世界的彼。

□第4話
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──第4話




…なんで沖田がここまで……?




まさか私、


斬られる?仕返し?







沖「おいチャイナ。あの変な格好した女、どこにいるんでィ」




…変な格好?





もしかして私?






神「…お前バカですカ?千利ならここにいるネ」



神楽ちゃんはびしっと私に指をさした







沖「……え」


『え』



沖「…コイツって、アイツ?」

神「そうアル。もしかして綺麗過ぎて気付かなかったアルか?」


沖「…女ってコエーな。着物一つで





ゴリラから人間に変わるんだから」




『ちょっと待て。マジで待て。』


沖「逆に変わりすぎてキモイ」


『なにアンタァアア!!!!
また会ったと思ったら精神的苦痛を味あわせに来たのか!?』


沖「なにキレてんでィ。女は短気だからいけねーや」


『ゴリラって言われたらどんな女だってブチギレるわ!』




沖田は悪びれる様子もなくじろじろと私を嘗め回すように見る





…あー最悪


沖田がこんなに口悪いとか思わなかった。








しかもゴリラから人間?



私は近藤さんか、コノヤロー






神「サド、さっきから失礼ネ。綺麗の一言も言えないアルか?
小汚い女がここまでビフォーアフターしたアルよ。綺麗くらい言ってあげるネ」


『とりあえず、神楽ちゃんも黙ろうか。もう私ハートが限界。
沖田もとりあえず用事言って屯所帰れ。』


沖「偉そうになんでィ。




お前名前フルネームで答えなせェ」




急な沖田の質問に、私は目を丸くした。







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