Royal knights.2

□究極を超える最強決戦!
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デーモンとの交戦より数日後。
オリンポス十二神族や四聖獣、
十二神将や四大竜達の協力のお蔭で、
遂にデーモンの行方の手がかりである
歪みを見つける事が出来た。
その為に、見つけた歪みの周りを
交代で飛び続けたのだが、
デーモン本人を見つける事は
なかなか出来なかった。
「なーんか、ここまで出ないと
 本当にいたのかって
 辺りから疑問になってくるよな。」
ゴッドドラモンが溜息混じりに言うと、
アルフォースブイドラモンは
ムッとして反論した。
「何だよ、オレが
 ウソ吐いたって言いたいワケ!?」
「そーは言って無いだろ
 この青二才!
 つかお前に
 嘘吐ける程の脳ミソ
 詰まってるとも思って無ぇよ!」
「っ何だよソレ!!?
 ケンカ売ってんの!?
 ケンカ売ってるんだよな!!?」
「ハッ、面白ぇ。
 二束三文で
 売ってやるから
 かかってきやがれ!」
嘲るように言ったゴッドドラモンの言葉に
何か引っかかった様子で、
アルフォースブイドラモンは
キョトリと首を傾げた。
「……にそくさんもんって、何?」
その言葉に、皆頭を抱えた。
どうしてこんな馬鹿が
ロイヤルナイツなのだろうかと。
「あーのーなぁ。
 "二束三文"ってのは、
 要するに"超激安価格"って意味だよ。」
「へー。」
「へー、じゃねぇよ!!
 何でお前は
 この程度も分かんないかなぁ!!?」
「何だよ! ベツにソレ
 知らなくたって
 生きてけるし、オレ悪くないもん!!」
「そーゆう話してねぇんだよ今ぁ!!!」
ギャーギャーと喚き合う二人に、
皆呆れたような溜息を吐いた。
「……全く、
 どうしようもない馬鹿共め。」
マルスモンが呟くと、
その傍らでミネルヴァモンが
クスクスと笑い声を上げた。
「脳ミソ筋肉で出来てる
 アンタだって、
 十二分におバカでしょうに。」
「……喧しい。
 聞こえて居るぞこの私生児めが。」
「あら。父様の頭を
 かち割って生まれてきた
 ワタシだからこそ、
 こうして知恵にも
 長けているとは思えないかしら?」
嘲笑うように言うミネルヴァモンに、
マルスモンはギリッと苦虫を噛み潰した。
「おやめ下さい、お二方。
 今は内輪揉めを
 している場合では無いでしょう。」
「その通りだ。ほら、
 ゴッドドラモンももう止めておけ。」
言ってメギドラモンが
ゴッドドラモンの肩を引くと、
不満そうな声が上がった。
「何だよメギー、
 こっからが良いトコなのに。」
「何が良い所だ。」
「何がだろうねぇ?」
悪戯っ仔のように笑って首を傾げる
ゴッドドラモンに、メギドラモンは
改めて溜息を吐いた。


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