Kernel.2

□想うが故の大喧嘩
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暖かくなって久しい春の日。
インダラモンとサンティラモンと
パジラモンは、
明日の討伐任務の為の資料を取りに
中央神殿までやって来た。
「かったりぃ……。
 討伐なんかロイヤルナイツに
 任せときゃ良いだろうによー……。」
「そうゆうワケにもいかないって。
 アイツらだって、この世界全域の
 治安を守るとか、無理だろうしさ。」
「にしたってよぉ……。」
「スーツェーモン様の
 管轄なされる
 南側のエリアを守るは、
 元来我等の使命であろう?」
それを放棄するなど言語道断だと
冷ややかな瞳で述べるパジラモンに、
インダラモンは舌打ちして溜息を吐いた。
「ともかくさ、今回のは
 スーツェーモン様の為の
 討伐だし、がんばろうぜ!?」
「……お前、ホンット
 スーツェーモン様大好きな。」
「え、インダラモン違ぇの?」
「いやまぁ、
 そりゃ嫌いじゃねぇけどよぉ……。」
言ってそっぽを向くインダラモンに、
サンティラモンはキョトンと首を傾げた。


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