Kernel.2

□久々の休暇にキミと出かけよう
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久々に休みの取れた
インダラモンとサンティラモンは
サンティラモンの自室にて
のんびりと過ごしていた。
「サンティラモン。
 俺、この後ちょっと出掛ける。」
「……おぉ。」
「蹄鉄が古くなってきたから、
 新しいヤツ買いに
 行って来ようかと思うんだけどよ。」
「ああ、鍛冶屋?」
「サンティラモンも、一緒に行かねぇ?」
「……何で?
 オレ、鍛冶屋に用事とか無いよ?」
「別に鍛冶屋だけじゃなくてさ。
 折角だから、デートとか
 しねぇかって誘ってんだろーが。」
仕方無く思惑を素直に吐露した
インダラモンに、サンティラモンは
顔を真っ赤に染め上げた。
「なっ……!? で、デート、とか……!!」
「嫌か?」
問えば、激しく首を横に振る
サンティラモンに、
インダラモンはクツクツと笑った。
本当に、可愛くて堪らないと。
「じゃ、決まりだな。」
言って立ち上がると、インダラモンは
出掛ける支度を整えた。
それに倣うように、サンティラモンも
いつ出掛けても良いように支度を整えた。


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