Royal Knights

□可愛い君に、一つの礼を
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「終わった!」
言うと、アルフォースブイドラモンは
先程まで処理していたデータを
マグナモンに渡した。
それを受け取ると、
マグナモンはすぐさま目を通し、
書き間違いや誤字脱字が無いかの
チェックを始めた。
その様子を、
アルフォースブイドラモンは
息を飲んで見守った。

このデータは、先日
アルフォースブイドラモンが1人で
任務をこなした際の報告書なのだが、
誤字脱字が多すぎるという理由で、
イグドラシルに再提出を命じられたのだ。
そこで、本来休みだったマグナモンが
付きっきりで見てくれているのだが、
それでも誤字脱字は無くならず、
これは通算5回目の
チェックなのだった。

一通り目を通し終えると、
マグナモンは溜息を吐いた。
「ど、どお……?」
「ああ、大丈夫だろ。
 オレが見た限り、
 誤字脱字は無さそうだ。」
笑顔で答えたマグナモンに、
アルフォースブイドラモンは
ホッと胸を撫で下ろした。
「良かった〜。じゃあこれで
 イグドラシルに提出できるな!」
言って、アルフォースブイドラモンは
出来上がったデータを保存し、
メールで転送する準備をした。


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