Royal Knights

□イヴの奇跡
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「我が盟友オメガモン!
 このデュークモン、
 只今任務を完了した!!」
「ああ。お疲れ、デュークモン。」
声高々に言って帰還したデュークモンを、
オメガモンは笑顔で出迎えた。
その笑顔に、
デュークモンもニッコリ笑った。
「他の者達はどうだ?」
「ああ、先程
 マグナモンから
 連絡があったばかりだ。」
「まだ一つか?」
「ああ。元々、きちんと
 報告してくる奴は
 少ないから、それほど
 気にする事もないだろうがな。」
オメガモンの答えに、
デュークモンは笑った。
確かに、ロイヤルナイツは
個性豊かなメンバーが集まっており、
報告をしっかりする者は稀であった。
終了報告は自分達を含めて
5件集まれば良い方だったのだから。
「ふむ……。ならばもう
 終わらせても良いのではないか?」
「そうだな、特にイグドラシルに
 報告書の提出を
 申しつけられた訳でも無いしな。」
言うと、オメガモンは立ち上げていた
モニターの電源を切った。
そのまま出ようとするオメガモンに、
デュークモンは声を掛けた。
「我が盟友オメガモン。
 この後、何か用事はあるのか?」
「ん? そうだな……。
 デュークモンはあるのか?」
「いや……。もし良いのであれば、
 このデュークモンの部屋へ来ぬか?」
デュークモンの誘いに、
オメガモンは意外そうに瞬きをした。
この天然な恋人が、
こういうイベント事で
自ら誘ってくれるなどとは
思いもしなかったのだ。


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