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□もう少し、君と隣で...
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「アンティラモンは、
我と共に始末書を作ってくれるか?」
「心得た也。」
アンティラモンが頷いたのを確認すると、
チャツラモンは共に情報室へ向かった。

情報室は、十二神将<デーヴァ>が
四聖獣に提出する書類を
作成するための場として
中央神殿内に作られた部屋である。
通常十二神将たちは
それぞれが仕える四聖獣の護る神殿で
生活をしているのだが、
基本的に任務の管理は
この中央神殿で行われているので、
皆任務の報告や
詳しい情報の確認をする時には、
この中央神殿に集まるのだ。
他にも、正月の全員揃っての
集会などの時にも中央神殿を使う。

今回は後者の
事前準備の話し合いで集まっていた。
その帰りに、シンドゥーラモンが
下界で聞いてきたらしい
ミヒラモンの悪口を本人に伝え、
それに逆上したミヒラモンが
宝棒<パオバン>を振り回して
壁を壊したというのが、
冒頭の話の経緯だった。


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