粛霜
□赤頭巾パロ
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ページワンとは。
わからない人がいるかもしれないので一応説明を。
ウィキ○ディア等で調べてもらえばすぐにわかると思いますが、地方で多少ルールが違いますのでここでは私の周りのやり方を紹介します。
準備するものはトランプ、運、二人以上の人数。
大勢でやる時はお菓子や罰ゲームがある方が盛り上がるかもしれません。
手札は五枚くらい、残りは山札として円になったプレイヤー達の真ん中に適当に選んだ一枚を表にし並べて置きます。
用意はこれでOK
ジャイケンで順番を決めたら開始です。
表にしたカードと同じ数字若しくは同じマークのカードを一人一枚出していきます(但し同じ数字が手札に複数あればそれらも出せるなどの例外もあります)。
同じ数字もマークも無い場合は山札から一枚取り、もしそれが当てはまるのなら出しても構いません。
残り一枚になると『ページワン』と言わなければならなかったり(忘れた場合は山札から五枚取り)、
一度2を出されると2しか出せなかったり(無い場合は出された2のカードの枚数×2だけ山札から取らないといけません)、
ジョーカーは好きなマークに変えれたり。
そうこうして手札がなくなるまでします。
簡単に言っちゃえばスキップもリバースもない、トランプ版のUNOです。
普通のページワンよりアメリカンページワンの方が近いかもしれません。
しかし最初にも言った通りこういった遊びは地域によって多少異なります。
あくまで今回書いたのは私の周りでのルールなのであまり深く考えず、こんなルールもあるのだと流してやってください。
では本編に戻りましょうか。
「何本番中に遊んでるんだよ」
「別にいーだろ、が」
「李朧、ページワンって言ってないから5枚取れよ」
「な、お前が勝手に出したんだろ。なぁ鶺」
「勝負は、勝負です」
「ほら早く取れよ」
「くそっ、後で覚えてろよ」
「クローバーの2で、ページワン」
「よっしゃ。スペード、ダイヤ、ハートの2で俺もページワン」
「何でテメェ等持ってるんだよ!」
「そう言われましても」
「明藍の1枚、俺の3枚。合わせて8枚だ」
「ぐっ、終わったらもう一回だからな!」
楽しそうですね。
「上がりです」
「俺も上がり」
「だぁー、負けた!!!」
「明藍強いな」
「そんな事ないですよ」
「よし、もう一回だ!」
「はいはい。あ、焔火もやる?」
「…やる」
ついには猟師も参戦していまいました。
この後、暇になったお母さんが舞台裏からやってきて神経衰弱、大富豪とトランプ三昧。
その日は皆、完徹だったそうな。
オワレ!