紫色の旅
“罪人”ーートガビト
それは、重き罪を背負いしモノ。
人でありながら、人成らざるモノ。
闇でありながら、闇成らざるモノ。
罪の証であるその眼は、“人”も“闇”も決して持たぬ奇異なる色。
背負った“罪”の大きさ、重さを表すそのイロ。
類い稀なるその“色”は、見たモノ総てを魅了し止まぬ。見たモノ総てが求め狂う。
それは深く鮮やかで、妖しくも美しい、
シイロ
“紫色”の瞳…――
罪人として生きる少女――楓。
これは楓が旅した先々で、出会った人々と紡いだ物語。
あらゆる土地を巡り、あらゆる世界を旅する彼女の、果て無き旅路の物語……。
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