03/16の日記

15:03
ふと考える。
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今日は計画停電で突然家中の電気が落ちた。

昼間とはいえ、TVはもちろん冷蔵庫や炊飯器、いろんな電化製品が使えなくなった。

山無し海無しの大した被害も出てない県の一市町村のとある一軒家。
そこに住むわたしがたった数時間の停電でもの至極不便だと思った。

これを何日も何時間も体験して、その上断水にガスももちろんトイレも無い。

非常に不衛生で不便。だけどそれでも生きている。


生きてる。それだけでも運がいい。


目の前で家族が、友人が、名も知らない他人が流されていく。

津波を体験した人達がそう語って震えてる映像を見て。

地震で知り合いと連絡が取れない。

そう言いながら瓦礫野原になった街を彷徨う人達が映る。


そういった映像を見ながら、

…今こうしてパソコンをしていることが、この上ない幸せに感じられる。

…不謹慎だ。

他人の不幸を悦ぶ。

そんな浅ましく愚かで、脆弱な精神の卑しさを持ち得る自分が。

そんな自分に気付いて、否定して、

認めない。


でもそれじゃあ駄目だ。

醜い自分のことなんか今はどうでもいい。大事なのはそんな自分でも何が出来るのかを考え抜くこと。

考え抜いて出した結果を、精一杯やり抜く。

それが例えただの「日常」を維持するだけの行為でも。

一人一人に出来る範囲でいいんだ。



……そう言い聞かせては被災地のニュースを見て自分の無力さに失望する矛盾人間。

…はあOTL
 
 

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