長編小説

□6話
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空がきれいだ。

雲がのんびりと流れてくのも素敵。

毎日こんなゆったりとした時間の中で生きていけたら…。

隠居したいなぁー。

ベシッ!

「おいっ、水谷!!!」

私ののんびりタイムは頭痛と怒声によって終わりを告げた。

「ちょ、なにすんの。」

「何すんのじゃない!

考えろよ、今日中に決まんないぞ!」

中村亮が紙を丸めたもので手のひらポンポン叩いている。

中村は同じサークルで一緒に企画担当をしている相方だ。

「で、子供向けにオレンジジュースとかも用意したほうがいいと思うんだけど。」

「あー、いいんじゃない?」

「おまえ、本当に考えてモノ言ってるか?」

「あー、それ失礼。

ちゃんと考えてるって。」
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