‐Chara Diary‐
ミニマルsの日常も見てみる?
小説では書かれないキャラの毎日を覗いてみる?
(コメントの返事はキャラがします。)
◆渚
「──…渚、これテメェだろ」
不機嫌な親友から見せられたそれに、あ、と声を洩らした。
携帯画面に映し出されたのは見知らぬアドレスからの受信メール。
…内容は、半分俺宛だ。
「…やっぱり、あの時覚えたんだ。凄いなぁ」
「凄いなぁ、じゃねぇよ」
クスリと小さく笑ってから、関心を素直に呟くと目の前の顔が呆れたように歪んだ。
「お前、俺のメアドをフェイクに使うとか止めろよ。これっきりにしろ。…なんか手ぇ出すなとか忠告されてるし」
「良いじゃない、一回くらい身代わりになってくれても。会長さんは、俺の親友でしょ」
悪態を吐く会長に、いつもの笑みを作りながら緩く首を傾けて。
すると複雑そうな表情を浮かべた会長は、諦めたように息を吐いて携帯を弄りだした。
何をしてるのかと目を瞬いていると、見せられた送信完了の文字。
「…返信したの、」
「お前のアドレス付で。…なぁ、こいつは信用、してるんだろ?」
「…っ」
疑問として口にした割に、その顔は確信したような顔で、…俺は何も返せなかった。
黙り込んで俯いていると、会長は俺の頭に一度手を置いてから、またな、と庭園から去っていく。
信用…か。
──…愛してるよ。
あの時の、彼の目が、あいつとは正反対で、…少し信じてみたいと思った。
でもその反面、怖くて。
会長──…新はきっと、自分のメアドを使う程なら、と分かっているんだ。それでいて、俺に余裕をくれた。
「…好き、なんて…一時の幻想なんだよ…」
無意識にそう呟いて、自分で自分を強く抱き締めた。
俺が、彼をどう思っているか、分からない。
ただ、…彼のあの言葉は、信じてみたい。信じたい。
ただ、そう思う。
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本文:
誰だかしんねぇが、お前は本気だよな。
本気なら、渚を救ってくれ。
俺じゃ、ダメなんだ。
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電話番号の伏せ字は分かりやすいがメアドの伏せ字は分からんw
2013/07/20(Sat) 21:43
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