短編

□転生
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   「綱吉君、もうすぐ転生できますよ」


 『彼』がにこにこと楽しそうに濃い霧がかかる川の先を指差しました。

 ですがそれよりも『綱吉』という言葉に『オレ』は思い出しました。

 『オレ』の名前は確かに『綱吉』でした。そしてこの目の前にいる『彼』は『骸』という名前でしょう。
 しかし、この『オレたち』の関連性までは思い出せませんでした。



 目を細めじぃと『オレ』の髪を手のひらで撫でる『骸』はとてもうれしそうです。

 『オレ』は『骸』のなんだったのでしょう。


 そんなことを思っているうちに霧はまた濃くなります
 
 「くふ、来世ではマフィアとか全部関係ない平和なところに2人で暮らしましょうね。」

 瞼が重い。
 「眠たいんですか?くふふ、お休みなさい。」
 
  また来世で そう『骸』が言った途端、意識がなくなりました。

 
 最後に見た『骸』の顔はやはりとてもうれしそうな笑顔でした。


 ( 生きてたときには見せてくれなかったのに。 )





 あとがき
 はい、死ネタです。一応。
 
 比喩というものを沢山使いたかったから書いた・・・んですが、ぜんぜんですね(´・ω・`)
 
 まぁ、つな死ぬ→骸追い死に→つな記憶曖昧に→六道輪廻がなんやかんやで骸は覚えてるからつなを追う→ボートに一緒に乗れば次の人生でも出会えるよねって696→つな若干思い出す
 
 みたいな流れでした。

 生きてたときの69はつんつんしてて「マフィアなんて!」みたいな感じだったんですが、いざ居なくなると どうしよう みたいな
 つなもつなで69のことが好きだったんですが、69がまぁそのつんつんしてたんでオレの想いも届かないだろ・・・・・・・みたいな

 来世で69は変態になります。以上!


 あ、あと最初は神×遭難者でした


 書き始めた日 2011年12月8日
 書き終わった日2011年12月15日
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