戦え!方程式マン

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「…自分達以外の、地球外生命体の気配がする…。」
赤い服の梨恵が呟いた。
「少々どーでもいいじゃん、そんな事。」
只でさえ梨恵が来たことを迷惑がっている慧人が言った。
彼も梨恵に脅されて(?)仕方なく居候先となった可哀想な人だ。
「気がするだけだと良いんだけど。」
少々どうでもいい、梨恵的には全く良くない。
自分達、方程式マンの敵が梨恵たちを追ってきたと推測されるからだ。
梨恵は軽く舌打ちすると、トランシーバーの様な、携帯電話のような、はたまたラジオのような機械『とらん携帯』を取り出す。
方程式マン七つの道具の一つである。
訳が無い。
「お前等全員集合しやがれ。」
とらん携帯向かって話すと、梨恵は慧人に言った。
「ちょっと出かけてくる。あ、明日の4時までには帰るから。」
勝手にしろと言う様な慧人の顔に、梨恵は少し殴りかかってやろうと思った。
やっぱ止めた。
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