□∞0.09…
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*∞06で入れられなかった補習の内容











「達海先生ーできたー」

「タッツミーできたよ」






補習用に出されたプリントの山から、英語の分を終えた持田とジーノがプリントを達海に手渡した。







「(こいつら本当息ピッタリだな…)んー、よくできました」





声には出さずに心の中で率直な感想を述べつつ、達海がそれを受けとる。

すると二人は各々に手を出した。






「ごほうびは!?」

「ご褒美頂戴、タッツミー」




「はぁ?誰が





「えぇー、俺超頑張ったのになぁー…。ごほうびくれないのー?」

「タッツミー、僕物凄く頑張ったと思うんだよ。だから、ね?」






「なにが、ね?…だよ!
これぐらいできただけで俺からなんかしてもらえると思うな」





甘ったれないの、と言った達海に持田とジーノは食い下がると思いきや、すぐにあやしげな笑みを浮かべた。






「……ふーん」

「別に僕はしてもらおうとは思ってないし言ってなかったんだけど」






達海が命の危険を感じた頃には時すでに遅し。








「「していいんだ?」」






「な、おま、っ!?」







ぐいっと達海の右腕を引いた持田は右頬に、左腕を引いたジーノは左頬にキスをした。

ひょわ!?とすっとんきょな声を椿があげている。






「テストも頑張るから、次は達海センセからしてね?」

「タッツミー、顔が赤いよ?初々しくてかわいいなぁ」






ぎゃはっと笑う持田と優雅に微笑むジーノ。

補習をしている教室からその二人がビンタを食らう音が響くまであと三秒。














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三秒(笑)


なんだかんだ思考回路も一緒な魔王と王子様。


ちなみに猟犬兼騎士がすでに補習を終え帰宅してからの犯行←



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