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□狂気を込めて花束を
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※病みに病みまくった持田。
持田→→→→→…→→→達海。

椿君が不憫。
猟奇的・流血的な表現有。
持田が病みに病みまくってる。



それでもばっちこーい!な方はごゆるりと↓




































高校時代、担任だった教師が交通事故に遭ったらしいらしい。




信号待ちをしていた時、赤信号だというのに道路へ飛び出したという。
傍にいた通行人から言わせると飛び出した、というよりよろめいて道路に出てしまった、という方が正しいらしい。



本人も誰かに押されたと証言していて、



幸いギリギリで車が停まったことからよろめいて道路に飛び出し転んだ時に、うまく受け身が取れずに右腕を骨折しただけで済んだそうだ。




たまたま商店街で会った同級生にそのことを聞いたが、担任の顔をあまり覚えていなかった俺は「へー、そうなんだ」と話を合わせた。

ジッサイその同級生も話しかけられるまで、ついで話し終わるまで誰だかわからなかったし。












「あー!達海さんどこに行ってたの!」






同級生と別れ、ふらふらと商店街を歩きクラブハウスに帰ると、事務所から出てきた有里が怒鳴ってくる。


散歩、と答えれば「もう!」と未だ怒ったままの有里が手に持っていた花束を押し付けてきた。









「今日はオフだからいーじゃねーか。
……ていうかこれ何?白い薔薇??」





「達海さん宛に届いたの!」






白い薔薇を見、こんなもん誰が送ってくんの?と首を傾げていると、花束の隙間に小さなポストカードが挟まれているのを見つけた。

手に取るとそこに「T.V.M」というアルファベットが並べられている。


むこうの奴が送ってきたのかな、と一瞬思ったがこんな新鮮な薔薇が、海を越えたイングランドから送られてくるのはないよな、とそれを否定する。









誰だろ、これ。






有里にポストカードを見せて問いかけると








「恥ずかしがりやのファンからじゃないの?」






どうせ達海さん枯らせちゃうでしょ、花瓶に生けてくる、と有里が花束を持って行ってしまった。







今時、カントクに花束送る奴なんかいんの?






とか思いながらアイスを食べに医務室へと向かう。
医務室のおばちゃんに明日は燃えるごみの日だから暇だったら明日出してきて頂戴、と頼まれた。今日は金曜日だ。




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