□暗闇の塵箱
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ボクの恋は報われません。





はるか昔、あの時、あの瞬間、
君と行く道は違えました。



否、若しかしたら君を好きになったその時から少しずつ道が違い始めていたのかもしれません。





ボクは君が行ってしまうのを
止められないと判っていました。





こうなることも解っていました。
それでも、ボクはまた、眠りから醒めると君の背を探してしまいます。





ボクは君を愛していました。
報われないと解っていても、君が好きでした。







名前を呼んでみても、






手を伸ばしても、







届かないと解ってる。








それでもボクは馬鹿みたいに君が、
君とボクが笑い合っていた日々が、
戻ってくると淡い期待を抱きながら。





あのころの夢ばかり見て、
現実では君の残像ばかり重ねて、




君を探し続けています。








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