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□Moon lover
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(なんで‥遠くへ行っちゃったんですか‥)
月を見上げ、
涙をこぼさない様に我慢しながら、
直は秋山のことを想った。
(離れても好きな気持ちは、変わりませんよ‥?)
月に語りかけるようにして、秋山を想う。
3回戦終了後
直を想うが故、姿を消した秋山。
(俺の選択は‥間違っていない‥はずだ‥)
自身を明るく照らす月を見て
明るく笑っていた馬鹿正直な彼女を思い出す。
(彼女の笑顔の為に‥)
遠く離れた地で それぞれの思いを胸に
同じ月を見上げていた。