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□笑顔の裏側
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私は秋山さんの前で泣かなくなりました。

強くなったなってあなたは言うけれど、ただ強がっているだけ。
あなたにいつまでも心配をかけるような‥子供で居たくないから。

対等で居たいから。


でもふと思うんです。
このままだと秋山さんは私の前から姿を消してしまうんじゃないかって。
役目を果たしたとばかりに。

‥嬉々として。

姿を消してしまうような気がしてならないんです。


泣いてあなたに助けを乞う私のままだったら、ずっと傍に居てくれますか。

そんなことも考えてしまう。

でも困らせたくない、追いつきたい。
そんな気持ちも本当で。


八方塞がり。



あなたを繋ぎとめておく、鎖がほしい。


でも

お母様への罪滅ぼしのように私の傍に居てくれる秋山さんを開放してあげたい。

開放して、、、あげなくちゃいけない ───。



ああ。

だれかたすけて。





笑顔の裏側





今日も私は笑います。

あなたが行ってしまったその時には、笑顔の私を思い出してほしいから。




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