昔≠今
□始まり
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咲希が(半ば強制的に)連れてこられた大広間には六人の男性がいた。
一部の人は見るというより、睨んでいる。
視線が痛くなりリボーンを助けを求めると、目が合い、ため息をつかれた。
「ハァ…おい、ダメツナ」
「ダメツナじゃねぇし(黒笑、何?」
「そろそろ始めろよ」
「そうだな、みんな注目!!」
と言ってもみんな咲希をガン見しているので誰も動かない。
「この子が新しいメイドね」
『山村咲希です、よろしくお願いします』
咲希はペコリとお辞儀した。
「じゃあ隼人から自己紹介よろしく」
「はい!」
隼人と言われた人は名前を呼ばれ、すごく嬉しそうな顔をしたと思ったらこっちを見ると咲希を睨み一歩出た。
「俺は獄寺隼人だ、十代目に迷惑かけたら承知しねぇぞ!!」
『…心得ておきます』
恐がらなかったのが癪だったのか、舌打ちして戻っていった。
「ハハッ!俺は山本武、よろしくな♪」
『よろしくお願いします』
穏やかそうな彼はまた笑った。
「…雲雀恭弥、…群れたら咬み殺す」
『咬みっ…!?』
つり目の彼は部屋の端にいた。
朝の鳥の彼だろう。
「笹川了平ー!!座右の銘は極げーん!!」
『…熱いお方なのですね』
正直うるさい…とはさすがに言えない。
「俺はランボ、よr「ランボは影薄いから覚えなくていいよ」ボ、ボンゴレ!?」
『ちょっ!!可哀想ですよ!!よろしくお願いしますね』
笑顔で言ったらランボは微笑み返してくれた。
リボーンの舌打ちは空耳だきっと。
「あとは…」
綱吉が回りを見渡し、一人を見ると明らかに嫌そうな顔をした。
その彼は待ってましたというように顔を輝かせながら勢いよく立ち上がった。
「クッフー!僕の番ですね!僕はr「南国果実」ちょっと、雲雀恭弥!?僕は六道骸って名前が「じゃあ次はー」沢田綱吉!?」
骸と名乗った人はランボより扱いが酷かった。
少し可哀想だったが、気にしないことにする。
あのテンションといい、髪型といい、近寄らないほうがいい感じがした。
でも、少しあの髪型、気になることは秘密だ。
「…お前」
『リボーン?』
「何でもねぇ」
リボーンは呆れたような顔をした。
咲希は読心術が使えることを忘れていたが、まぁ気にしないことにした。
(だって気になるから!!)
近づきたくないが、今度教えてもらおう。
コツとかあるのだろうか。