勉強部屋

□Bargaining of love
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ルキアside




好きだなんて言ってやるものか





いまさら言っても無駄なのだからな









【Bargaining of love】






『あらぁ、阿散井君ごきげんよう』



目を点にして黙る恋次に制裁を加える



『たわけ何を惚けているまた、お前が学校に来た時のために普段の私をやっているのではないか

『そんなの何の役に立つってんだ

『脳の柔軟性につながるであろう

『・・・・・』



ただ



ただ、恋次にはどんな私でも知っておいてほしかっただけだ



『では、私は帰る。邪魔したな』



浦原商店から離れ、一護の押し入れに急ぐ



『うまくいかないものだな・・・』



そんな言葉が漏れ、胸が苦しくなる



『何故アイツなのだ』



あんな変眉毛副隊長のどこがイイのか自分でも分からない

ロドリゲスは本当はイイ奴だったし、ケイトリンの本当の敵とこれからどうなるかも気になる

あぁ考えることがいっぱいではないか



悶々と考えこんでいて、危なくクロサキ医院の前を通り過ぎるところだった(笑)



『一護辞書を貸してくれ』

『あぁ?何の辞書だよ』

『ネェさぁぁん保健の辞書になら俺がなるから、その断崖絶壁ボディへ飛び込ませてぇぇぐぇっ

『国語辞書だ

『ほらよ』



コンを踏み潰しながら、辞書を受け取る



『ねぇ、ルキア何でいまさら国語辞書なのよ』



踏まれているコンを嘲笑いながら、質問を投げ掛けてくる“りりん”に答えを濁らせる










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