記念日B
□どうしようこの人かわいすぎる
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おまけ
※キャラ崩壊しているうえに若干夜な感じ。
「ミナ、ト…」
キスの合間にクシナが俺を呼んだ。
「ん?」
俺はキスをやめてクシナの言葉を待つ。
クシナは息を整えつつ、俺を見上げて言った。
「あのね、さっき渡したプレゼント、サンタさんからので、私からはまだ渡してないでしょ?」
そういえば、そういうことになっている。
「そう、だね」
俺としては、もう十分貰ったんだけどなぁ。
「だから、その、ちょっと待ってて。用意してくるから」
「え、うん…」
クシナは俺から離れて寝室に入っていった。
そこにプレゼントを置いているのかな?
5分くらい経って、寝室のドアが少しだけあいた。
そこからクシナがひょっこり顔を出した。
「あの、ミナト」
「どうしたのクシナ?」
「ミナト…ひ、引かないでよ?」
「え?」
「約束して!」
「え、うん」
「それから笑わないで!」
「う、うん…?」
俺の返事を聞いても難しい顔をしているクシナだったけど、腹をくくったのか大きく深呼吸をして、扉を開けた。
「………え…」
現れたクシナはいつもより赤かった。
いやまぁ、顔も赤いんだけどね、それは恥ずかしいか照れてるだけで、なんというか、通称サンタクロースと呼ばれる格好をしてはいるんだけど…
言いたいことは一つだけ。
メリークリスマス俺。
後のことは皆様のご想像にお任せいたします。
END
2012/12/25