忍者
□君に届いた。
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これほどお前に感謝したことはない。
下忍はスリーマンセルを組ませられると知り、邪魔だと思った。
オレにはそんなもの必要なかった。
「七班、春野サクラ……うずまきナルト。そして…うちはサスケ!」
前言撤回。
スリーマンセルは意味ない、邪魔と思った数分前の自分を殴りたい。
スリーマンセル、万歳。感謝します。
イルカ…あんたはオレの中で「心の中の恩師」になった。
今日の神様は、どうやらオレに微笑んでいるらしい。
今日は12年間歩んできた人生の中で最高の一日だ!
アイツとスリーマンセル組んで、オレはわりと充実した毎日を過ごしている。
そう、わりと、だ。
その原因は…。
「バカサスケ!」
「バカはお前だ。ウスラトンカチ」
この毎日のように繰り返すアイツと喧嘩が原因なわけで。
アイツと喧嘩したくねぇのに、お互いの性格のせいか、どうしても喧嘩に発展してしまう。
だが、オレにとって喧嘩がアイツとの唯一のコミュニケーションだしな…。
「サスケ、いい加減にしないと、ナルトに嫌われるぞ?」
任務後。七班担当上忍であるカカシに呼び止められた。