頂き物・リクエスト2

□コイウタ
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どんなに努力したとしても、どうにもならない事がある。
それは、決められたさだめか、どうか。
それは、こんな小さな人間がどうこう小細工したって、無意な事かもしれない。

俺を見上げてくるその瞳に、そんな事を思い始めたのは、いつの事か。
お前と初めて会ってから、どれくらいの時間が過ぎただろう。

そんな事、やめたら?

何度、そう言ってやりたくなっただろう。



重ねられた我慢は、やがて、少年に対する感情を害していった。

苛々する。
お前を見ていると。

いつか、そう言ってしまいそうで。



それは、目を閉じていても、払拭される事は無く――……。











――――
2008.10.27.
*大変お待たせいたしました、シロ様。
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