牡丹

□こころつむぎ
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「大丈夫、お前は何も心配しなくていい」



そうオレに告げたその人は、どこか寂しそうにオレを見つめていた。




初めて会う人なのに、その眼はどこか優しくて。



――けれど、哀しげで。



静かで落ち着いたその声は、何故か懐かしいと感じた。




















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2013.5.24.
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