頂き物・リクエスト2
□大丈夫、なんとかなるさ
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「それ、心配しなくていいけどな」
アスマ先生はいつものように煙草をふかしながらそう言った。
「お前の思うようにやりゃあ、きっとうまくいく」
「アスマ先生てば、いい加減だってばよ」
「い〜や、お前、まだまだ甘いね。あいつと何年のつき合いだと思ってるの」
「う〜ん……」
それを言われると、ちょっとクヤシイ。
ていうか、羨ましい。
カカシ先生とアスマ先生、すごく仲がイイんだ。
だから、そんな言われると、ホントに仲がいいんだなって、羨ましくなる。
だって、アスマ先生と話していると、いつも……。
「な〜に、してんの」
ほら。
カカシ先生、来るんだ。
そして。
「ナルトは修行でもしてなさいね」
やっぱり。
いつも、こんなことを言って追い払われる。
カカシ先生とアスマ先生。
仲がいいっていうより、これは……。
(カカシ先生てば、アスマ先生のこと好きなんだってば……?)
オレがカカシ先生のこと好きなように。
カカシ先生がアスマ先生のこと好きだったっておかしくなんてない。
(……かなり、凹むけど……)
だってさ、オレとアスマ先生じゃ全然違うから。
比べるのも出来ない。
心配しなくていいってアスマ先生は言うけれど。
「ナルト、まだいたの」
カカシ先生にそう言われて。
オレはすごすご後にしたんだ。
「アスマちゃん、大事な話があるんだけど。今日という今日は逃がさないよ」
カカシ先生のそんな声が後ろから聞こえてきて。
(……ああ、凹むってもんじゃない……)
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2009.9.12.