二次創作部屋
□いつも隣に
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いつもと同じ
いつもと変わらない日常
ただ1つ変わったのは…
「イールカ先生っ」
「………カカシ先生」
そう、何故か変な上忍に好かれてしまった
数日前、いきなりカカシ先生に告白された
「好きです。」と
あのヤル気のない上忍が真剣な瞳でー…
不意討ちでしかも、真剣な瞳で俺を見詰めるもんだから、俺は不覚にもドキッとした
だけど、俺はカカシ先生の事は好きと言えなかったから、断った
はっきりと、無理ですと断ったのである
しかしー…あの上忍はキョトンとしたように、しかしスグにニッコリ笑いながら「じゃ、落としてみせます」と言ってのけたのだ
それが数日前の話
それからと言うもの、俺の仕事が終わると必ず迎えにくる
そして他愛もない話をして帰るのだ
そして、今日もー…
「イルカ先生、今日家に行って良いですか?」
「え!?今日、ですか?」
「はい……迷惑、でしょうか?」
「いえ、俺の家で良ければ!!」
海野イルカは内心焦っていた
掃除してない、とかそういう事では無く…またあのときのような真剣な瞳を一瞬だけ見せたからである
(どうも、あの瞳には敵わないなぁ…)
自分の隣を上機嫌で歩く上忍を横目にイルカの気分は何だか沈んで行っていた
(…俺、大丈夫かな…)
そんな不安を胸に抱えながらカカシと帰路に帰るイルカだった