S

□初めて喋った…
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…今日は理科か、めんどくせ〜
ん〜、寝るか。






パリン

!…なんだ今の音。ガラスの割れたような…
ああ、試験管が…

は〜、試験管が割れただけでキャーキャーいってら。
目覚めちまったじゃね〜か。

ポタッ

あれ、何か赤いものが…血?誰のー…元就!!
ガラス刺さってる!!
めちゃ痛そう!!

「元就大丈夫か!?保健室行くか?」
「黙れ、たいしたキズではないわ」

いやいや、刺さってるからガラス!!

「いや、そのままだと危ないからやっぱつれてく!」
「………」





「明智先生ー!!」
「おや、なんですか?」
「元就にガラスが刺ちゃって…」
「そうですか、見せてください…

 キレイな血ですね」
「!」

この先生のこう言う発言やめて欲しいな
元就もびっくりしてんじゃん、転校してきたばっかりだから…

「ほら、終わりましたよ」
「…ありがとうございました」
「よし、元就帰ろ」
「…気安く呼ぶでない」
「ごめんなさい」

だんだん無視しなくなってきたな。慣れてきたのかな?
ちょっとうれしい…




「元親〜授業サボるなよ〜」
「うるせーぞ政宗、俺は元就を保健室に連れて行ってたんだ。な?元就」
「……知らぬ」

えー今さっきなのに

「やっぱサボってたんだ」
「ちげーつってんだろ〈怒〉」




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