転勤族の皆さんは、あちこちへ住めて羨ましい。(実際には大変なんでしょうね)
主人と私は地元の人間なので、違う土地に住んだことがないんです。
それにもかかわらず、なぜか引越しの回数が多いんですよね。
最近は、「ペットは家族」と社会が認める様になってきましたが、
当時の不動産事情はまだまだ、ペット飼育可の物件は多くありませんでした。
 すでに住んでいた所はペット禁止だったので、可のアパートを探しました。
やっと見つけたペット可の物件は
「木造モルタル3DKでバス停まで徒歩20分」
というもので、家賃が9万円!
関東圏の都会なら当たり前かもしれませんが、私の住んでいる街では、
中心地から1時間の住宅街では有得ない金額でした。
しかし、可愛い猫たちと住めるなら!
と、そこを契約しました。
しかし、現実は厳しく2年ほどで「無理!」
もう少しお安い物件は?
と探し回り引っ越すことに。
鉄筋5階建ての4階。
3K。バス停は目の前だけど通るバスは1日に4本。
地下鉄の駅までは歩いて30分。
陸の孤島でしたが、まずまずの住まいです。
そこで娘は義務教育を終え、猫たちの半生も過ぎて行きました。
よく、猫は人よりも家につくと、言いますが
我が家の猫に限っては家より人でした。
しかし、チャチャの癌を告知されたのがマイホーム購入中で、
余命は1ヶ月と診断されたときは、
「お願いだから新しいお家に行くまで頑張って」
と、毎日話しかけていました。
亡くなってから私たちが引っ越してしまったらついて来れないと、思ったのです。
チャチャは頑張って引越しが終わってからも1ヶ月一緒に暮らしてくれました。
でも、最後に前の家を出る時、チャチャは
カゴから降りてがらんとした家の中に走って戻ろうとしました。
やっぱり、住み慣れた家に留まりたかったのでしょうね。
それでも来てくれてありがとう、チャチャ。








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