novel

□啼かせたい衝動
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その吸引はかなり強さがあり、背中を後ろへ反らして反応を示す。

もう口淫だけでは物足りない。

後孔が疼き、何度も収縮を繰り返しながら確かな刺激を求める。




「お、した…んぅ…欲し…ぃ…」

「何が欲しいん?ちゃんと言うて?」




セックス中になると、普段の優しさよりも意地悪さを発揮してくることが大半だ。

本人曰わく、跡部が可愛いかららしい。

だが、羞恥を煽られる側としては迷惑もいいところだった。

それでも、愛しい相手と繋がれることは幸せ。

意地を繋ぎ止めていた細い糸が、小さな音と共に切れる。




「お前の……を…くれ…ァ、…後ろに…はぁ…繋がりてぇ、だ…よ」




最初は未知の世界だったせいもあり、多少なりとも繋がることに不安があった。

しかし、快感を知った今は別だ。

欲する言葉を聞けた忍足は満足げな表情を浮かべ、口淫行為を止めてソファーへ座る。




「よう言えました。ほな、俺の上に跨って自分で挿れてみよか」

「それってお前…」

「対面座位っちゅうやつや」

 
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