今までに行っていない体位。
大半が正常位なだけあって、今回もそれだと勝手に決めつけていた。
まさかここで…生徒会室で、新たな体位を求められるとは思っていなかった為、跡部は驚いたように双眸を見開く。
だが、気にしないとばかりに忍足は自らの足を叩き、既に固く反り返った陰茎を取り出す。
それを見た瞬間、咥内に堪った唾液を燕下した。
ゆらりと立ち上がれば、意を決し忍足の肩に両手を置いて跨る。
「そのままゆっくり腰を落として」
「ん…っぁ…あ、入って…くる…ぅ」
言われた通り腰を落としていけば、太い肉棒が誘われるまま跡部のナカに吸い込まれていく。
圧迫される感覚が堪らない。
「っン…実感、しとる暇はないで」
「ああ…っ!ふ、か…んやっ、やぁ…」
言うが早いか行動が早いか。
跡部の細い腰を掴むと、忍足は前触れもなく下から強く突き上げ始めた。
いつもとは違う場所を擦られ、深くナカを抉られる。
ガクガクと上下に揺れる度、室内には肌がぶつかり合う音と喘ぎ声が響く。
「あ、や…ああ…止ま、ない…」
快感に支配された思考の中に、冷静さというものは欠片も残っていない。