novel

□啼かせたい衝動
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忍足の律動に合わせ、無意識に腰を動かしてスィートスポットへ誘う。

燕下することを忘れた唾液が口端から漏れるものの、そんなことに構ってなどいられない。




「…し、たり…も…んぁあ…出る…」

「ん、…はっ…ほな、一緒に…イこか」

「ひゃっん…一緒、にぃ…ンンっ…」




ナカを掻き回していた肉棒は、跡部の絶頂が近付くにつれ内壁の圧迫が増す。

それに負けじと、下から前立腺を執拗に狙って打ち付ける。

下腹部が重くなり、熱い塊が集中する。

お互いにもう限界だった。




「も、無理…イく…イっちま…ァ、ぁあああ!」

「っ…ンんッ!」




高い嬌声と共に、尖端から勢い良く白濁が飛び出す。

胎内に飛沫した熱が広がり、痙攣のように跡部は身体をヒクつかせた。

セックス後の独特な疲労感と脱力感が身体を襲う。

力無くくたりと忍足に身体を預ければ、首筋に口付けてくる唇の感触が伝わってくる。




「んっ…はぁ…はぁ…バ、カ…」

「そやけど…は、…気持ち良かったやろ?」




否定が出来ないだけに言葉が出ない。

 
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