ＢＯＯＫ
□似た者同士
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オレは今、並盛商店街の雑貨屋に来ている。
リーズナブルで可愛いと京子ちゃんとハルが話していた場所。
ちょっと前からお小遣貯めてクリスマスプレゼントを買おうとしていた。
もちろん、雲雀さんの。
結構貯まってきたところで、ここに来たというわけだ。
カランカランと入口のドアについた鈴が鳴って、店員のいらっしゃいませーと言う声が聞こえる。
可愛いものばかりなのかと思って店内を徘徊していたら、意外とシンプルなものやゴシックな物もあった。
その中の一つに目が行く。可愛らしい鳥のストラップ。
どこかヒバードに似ていた。
てか、ヒバードって何の鳥なんだ？
見た目ヒヨコだけど、空飛べるし歌歌えるし。
インコ？
・・・って、主旨が逸れた。
雲雀さん、このストラップ喜んでくれるかな？
さすがにかみ殺されたりはしないよね。
雲雀さん、意外と可愛いもの好きっぽいし。
でも・・・雲雀さんが携帯に鳥のストラップ・・・
・・・うん、想像できるけど微妙。
まあとにかく、これ買おう。
ストラップを一つ持ってレジに行き精算する。
店員さんに、プレゼント用に包装してもらった。
うん、袋も可愛い。
会計するとき、彼女にプレゼントですか？って聞かれたけど、笑ってごまかしといた。●●