BOOK

□似た者同士
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次の日。



今日はクリスマスで、ちょうど学校が休みだった。
でも、制服を着る。

あの人は、制服以外の服で学校に行くと怒るから。



しばらく歩いて、並中に着いた。


校門をくぐって、校舎に入る。
目指すは応接室。
プレゼントも持ってきたし、準備万端だ。


応接室の前に着き、コンコンとノックをすれば、入って。という声が聞こえる。

カララと扉を開ければ、上質な応接セットの向こうに執務机。


そこに座っているのは、もちろんあの人。


「やぁ綱吉。待ってたよ」

オレにだけ見せるという優しい笑顔に、思わず駆け出した。


でも、途中で止まる。


なぜなら、机の上に書類があったから。


「あ・・・忙しかったですか?」


「いや、別に。並盛の巡回は風紀委員に任せてあるし、特に仕事はないよ。・・・ああ、これは上納金のリストだよ」


だから綱吉は気にしなくていい。と書類に目をやって言う雲雀さんに、ちょっと安心した。

仕事の邪魔してたら嫌だから。


まあとりあえず、本題本題。



「雲雀さん。メリークリスマス」


今まで隠していた、ラッピングされた袋を差し出せば、一瞬目を瞬かせて、フッと笑った。

そして何やらゴソゴソと机の下にあったらしい紙袋を漁って、こちらもまたラッピングされた袋を二つ取り出した。




・・・アレ?



「雲雀さん、それどこで買いました?」

「〇〇〇だよ。」

やっぱり。
オレのプレゼントの包装とそっくり同じ。


まぁこんなこともあるよね。と大して気にもせずにプレゼントを交換する。


なんだか中身がすげぇ気になる。


「開けてもいいですか?」
「いいよ」


よし、開けるぞ。

小さい袋には、ライオン?のストラップが入っていた。
ライオンって、ナッツみたいだな。
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