ＢＯＯＫ
□似た者同士
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そして大きい方の袋には。
「マフラー・・・」
オレンジベースにブルーのラインが入った、綺麗なマフラーだった。
あれ、てかこれ雲雀さんにあげたやつとデザイン似てない？
でも、そんな心の中のツッコミは色鮮やかなオレンジに消された。
オレの炎の色。
そして大空の色。
どちらもオレを連想させるようだ。
「・・・似てる」
雲雀さん、それオレも思ってます。
だから目ぇ真ん丸くさせないで。
普段猛禽類のような顔がちょっと間抜けっぽくなってます。
「ある意味ペアマフですね」
ハハッと笑いながら言えば、雲雀さんもクスリと笑ってくれた。
その笑顔が綺麗で、ちょっと見惚れたのは内緒だ。
僕達って似た者同士かもね、
あはは、そーですねー