BOOK
□アジアン彼氏
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公園を出て、ちょっと歩いたところに、車屋がある。
綱吉は、その車の一つに目を止めた。
「あ、エ〇カー減税、まだやってるんだ・・・」
一緒に歩いていた風も、同じように止まる。
「エ〇カー減税・・・ですか?」
「あ、中国にはないんですか?なんか、エコカー買うと、車の税金が減るそうです」
「へぇ・・・いつも移動は徒歩なので知りませんでした」
「え、そうなんですか?てっきりバイクかなんか使ってると思ってました」
「・・・免許は持ってるんですが、気に入ったものがなくて」
「そーなんですか・・・」
「日本は機械産業が進んでいますから、いいものがあるかも知れませんね」
「そしたら、オレにも見せてください!」
「ええ、もちろんです」
(一番にお見せしますよ・・・)
。