BOOK

□アジアン彼氏
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綱吉さんとドーナツを食べているとき。

・・・殺気が複数。
少なくとも五人はいますね・・・

「失礼、少々待っていてください」

可愛い恋人とのデートを中断するのは気が進みませんが・・・
ほっといて綱吉さんに危害が及んではいけない。

ガタンと席を立ち、自動ドアを抜けて路地裏へ。


裏に来た瞬間、右から殺気を感じた。
・・・くる。
襲い掛かってきた男のナイフを弾き、鳩尾に一発。首に手刀を一発。

ドサリと倒れ込んだ男に構わず、今度は背後から日本刀を翳す男に蹴りを入れる。
くの字に曲がって飛んだ男が、建物の壁にまともに当たって気絶した。
・・・まぁ、当たらなくても気絶してましたけどね。

一連の動作を一瞬でやった私に、残っていた四人は一斉に襲い掛かった。

「何人来ようと無駄ですよ。量は多くとも質が悪すぎる」

話している間にも、当て身と蹴りを数発。

「全く、綱吉さんとのデートを邪魔されて、私はいらついているんですよ?」

蹴り四発。

「私のいらつきを、貴方方に差し上げます」

最後に手刀で首を折る。


・・・終了。


全く、こういう人達をKYって言うのでしょうね。


とりあえず警察に連絡して、店に帰りましょうか。


「・・・ああ、警察ですか?風です。・・・ええ、また暴力事件が・・・はい、わかりました。後は頼みます」

パタン。

ふう。

「さて、帰りますか」

可愛い、恋人の元へ。








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