BOOK
□アジアン彼氏
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「・・・風さん、どうしたのかな・・・」
やっぱ刺客だったのかな?なんか視線と殺気ちょっと感じたし。
ため息をついたその時。
ウィーン
「すみません綱吉さん。ちょっとKYな方々がいらっしゃったもので」
「風さん・・・よかった、無事だったんですね」
「ええ、もちろん」
本当、よかった。
・・・てか。
「風さんでもKYとか言うんですね・・・」
「?なんです?」
「あ、いえ。なんでもないです」
「ボソッ」
「え?」
「いえ、なんでもないですよ」
「?そーですか?」
なんだろ、なんかボソッと聞こえた気がした。
まあいっか。
・・・あ、これおいしい
ドーナツをもさもさ食べてたら、前から視線が。
「・・・なんですか?」
見られてると変な感じするんですけど・・・
「綱吉さんがリスに見えたもので・・・」
「リスって・・・」
「あ、食べかす付いてますよ」
ひょいっ
「!!?/////」
真っ赤になった。
「綱吉さん。顔真っ赤ですよ?」
「・・・風さんのせいですーー・・・」
そんなクスクス笑っても騙されませんからね!
「そうですか?」
・・・ヤバい。
微笑みにキュンとキタ。
美人はどんな顔でも美人だよな〜・・・
風さんのいろんな表情を思い出したところで、なんか顔が赤くなった気がした。
とりあえずごまかすためにドーナツを頬張った。
。