BOOK

□無題。
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ついでに顔面蒼白だ。

だが、すぐ正気に戻ったのか、風呂場にも関わらず絶叫した。


「なんでここまで入ってきてんだよ!?しかもタオル一枚で!」


「だって皆本クンつれないんだもん。だったら、日本古来からの『裸の付き合い』が一番いいかなって♪」

嫌だった?と皆本の近くまで瞬間移動で来て上目遣いする兵部に、皆本は本気で全身の鳥肌が立った。


「嫌に決まってるだろう!しかも何だ『だもん』って!歳考えろよ!?」


瞬間移動並の素早さで兵部から離れた皆本に、兵部はまたもやぶーたれた。


「だってさぁ、皆本クンってば僕に会ったら即逃げるか、ブラスター取り出すんだもん。今日はせっかく疲労困憊してるとこに押しかけたのに、無視するし」

そもそもここ来るなよ。
てか見てたのか、あの帰り道を。


皆本は今度こそ本気で無視した。
早くシャワー浴びて寝ようと、シャワーを出す。


「兵部、シャワー浴びるから出ろ」

「やだ。裸の付き合いしたいもん」

「早く出ろ」

「やだ」

「で・ろ」

「やだ!」



・・・こいつはこんなに変態かつ駄々っ子だっただろうか。
いや、元々変態で駄々っ子だが、これ程ではないはず。


はぁ。と皆本はため息をつく。
なんかもういいや。


兵部が自分を見ているのをスルーしてシャワーを浴びた。


結局兵部は最後までいて、その後皆本の布団で寝ようとしていたが、言うまでもなく蹴っ飛ばされた。


チルドレンをバベルに置いてこなければよかった。と切実に思う皆本だった。










END
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